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大蟹
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おほがに
ふりがな文庫
“
大蟹
(
おほがに
)” の例文
……
嘗
(
かつ
)
て
佃
(
つくだ
)
から、「
蟹
(
かに
)
や、
大蟹
(
おほがに
)
やあ」で
來
(
く
)
る、
聲
(
こゑ
)
は
若
(
わか
)
いが、もういゝ
加減
(
かげん
)
な
爺
(
ぢい
)
さんの
言
(
い
)
ふのに、
小兒
(
こども
)
の
時分
(
じぶん
)
にやあ
兩國下
(
りやうごくした
)
で
鰯
(
いわし
)
がとれたと
話
(
はな
)
した、
私
(
わたし
)
は
地震
(
ぢしん
)
の
當日
(
たうじつ
)
、ふるへながら
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「むき
蟹
(
がに
)
。」「
殼附
(
からつき
)
。」などと
銀座
(
ぎんざ
)
のはち
卷
(
まき
)
で
旨
(
うま
)
がる
處
(
どころ
)
か、ヤタ
一
(
いち
)
でも
越前蟹
(
ゑちぜんがに
)
(
大蟹
(
おほがに
)
)を
誂
(
あつら
)
へる……わづか
十年
(
じふねん
)
ばかり
前
(
まへ
)
までは、
曾席
(
くわいせき
)
の
膳
(
ぜん
)
に
恭
(
うや/\
)
しく
袴
(
はかま
)
つきで
罷出
(
まかりで
)
たのを、
今
(
いま
)
から
見
(
み
)
れば、
嘘
(
うそ
)
のやうだ。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“大蟹(蟹坊主)”の解説
蟹坊主(かにぼうず)は、日本各地の寺院などに伝えられているカニの妖怪。「化け蟹」「大蟹」ともいう。無人の寺に旅の僧が泊まると、何者かが現れて問答を仕掛け、僧がその者をカニの妖怪だと正体を暴いて退治する、といった伝説や昔話として知られる。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
蟹
漢検準1級
部首:⾍
19画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫