“越前蟹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えちぜんがに50.0%
ゑちぜんがに50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
越前蟹えちぜんがにみたいに大きなそして赤くけた薬罐やかんが、炭の一俵もおこしたほどな炉の上に、手とつるとを伸ばしていた。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「むきがに。」「殼附からつき。」などと銀座ぎんざのはちまきうまがるどころか、ヤタいちでも越前蟹ゑちぜんがに大蟹おほがに)をあつらへる……わづか十年じふねんばかりまへまでは、曾席くわいせきぜんうや/\しくはかまつきで罷出まかりでたのを、いまかられば、うそのやうだ。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)