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堕
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おち
ふりがな文庫
“
堕
(
おち
)” の例文
旧字:
墮
もしはかないものでないならば、たとい人はどんな境遇に
堕
(
おち
)
るとも自分が今感ずるような深い深い
悲哀
(
かなしみ
)
は感じない
筈
(
はず
)
だ。
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
男子の保護を大事と機嫌気褄をとつてゐる女たちからは仇敵のやうに云はれ、乱脈に
堕
(
おち
)
てしまつたのであります。
男性に対する主張と要求
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
こういう事が自然に実行せられているために、歌調が、後世の歌のような常識的平俗に
堕
(
おち
)
ることが無いのである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
僧「
私
(
わし
)
も可愛そうじゃアと思うた、斯ういう仏は
血盆地獄
(
けっぽんじごく
)
に
堕
(
おち
)
るじゃ、早く云えば血の池地獄へ落るんじゃ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
越中立山
(
えっちゅうたてやま
)
、無限地獄に
堕
(
おち
)
るぞよ。」
旧聞日本橋:15 流れた唾き
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
この歌は、志貴皇子の他の御歌同様、歌調が明朗・直線的であって、然かも
平板
(
へいばん
)
に
堕
(
おち
)
ることなく、細かい
顫動
(
せんどう
)
を伴いつつ荘重なる一首となっているのである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
仲間の者が「亥太郎
何程
(
なにほど
)
強くっても此の門跡の家根から転がり
堕
(
おち
)
ることは出来めえ」と云うと「出来なくって」と云って
彼
(
あ
)
の家根からコロ/\/\と堕ちたから
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
人間が死んで
地獄
(
ぢごく
)
へ
行
(
ゆ
)
くとか、
善
(
ぜん
)
を
為
(
な
)
したる
者
(
もの
)
は
極楽
(
ごくらく
)
へ
昇天
(
しようてん
)
するとか、
宗教
(
しうけう
)
の
方
(
はう
)
では
天国
(
てんごく
)
へ
行
(
ゆ
)
く、
悪国
(
あくこく
)
へ
堕
(
おち
)
ると
云
(
い
)
ふ、
何方
(
どちら
)
が本当だか
円朝
(
ゑんてう
)
には
分
(
わか
)
りませんが、
地獄
(
ぢごく
)
からどうせ郵便の
届
(
とゞ
)
いた
試
(
ため
)
しもなし
明治の地獄
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ガンコウ地に
堕
(
おち
)
んと
欲
(
ほつ
)
する時そもさんか
何
(
いづ
)
れの
処
(
ところ
)
に
達
(
たつ
)
せん。
明治の地獄
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
堕
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
“堕”を含む語句
堕胎
堕落
自堕落
籬高堕三四
堕地獄
堕胎薬
堕在
堕獄
堕涙
堕罪
堕胎罪
堕気
堕村胎次郎
堕落僧
堕落僭上
堕落書生
堕込
堕際
堕村
堕天使
...