“平板”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へいばん80.0%
ひらいた20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石の平板へいばんの縁が木の台からすべった、それから彼等の身も魂も、絶壁から振りおとされるような、奈落に落ちこむようないやな気持ちになった。
この歌は、志貴皇子の他の御歌同様、歌調が明朗・直線的であって、然かも平板へいばんおちることなく、細かい顫動せんどうを伴いつつ荘重なる一首となっているのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
二本の丈夫な棒でそれを高く支えて、上部の石の平板ひらいたの端にひき上げて、それから死骸の頭の後の棺の角々に差入られた。それで足と体の下の方はよく見られなかった。