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平板
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へいばん
ふりがな文庫
“
平板
(
へいばん
)” の例文
石の
平板
(
へいばん
)
の縁が木の台からすべった、それから彼等の身も魂も、絶壁から振りおとされるような、奈落に落ちこむようないやな気持ちになった。
金の十字架の呪い
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
この歌は、志貴皇子の他の御歌同様、歌調が明朗・直線的であって、然かも
平板
(
へいばん
)
に
堕
(
おち
)
ることなく、細かい
顫動
(
せんどう
)
を伴いつつ荘重なる一首となっているのである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
斯
(
こ
)
んな
新
(
あた
)
らしい
刺戟
(
しげき
)
の
下
(
もと
)
に、しばらくは
慾求
(
よくきう
)
の
滿足
(
まんぞく
)
を
得
(
え
)
た。けれども
一
(
ひ
)
と
通
(
とほ
)
り
古
(
ふる
)
い
都
(
みやこ
)
の
臭
(
にほひ
)
を
嗅
(
か
)
いで
歩
(
ある
)
くうちに、
凡
(
すべ
)
てがやがて、
平板
(
へいばん
)
に
見
(
み
)
えだして
來
(
き
)
た。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
これは又同氏の作品を時々
平板
(
へいばん
)
に
了
(
をは
)
らせてゐる。が、この一点に注目するものはかう云ふ作品にも満足するであらう。世人の注目を
惹
(
ひ
)
かなかつた、「
廿代一面
(
にじふだいいちめん
)
」はかう云ふ作品の一例である。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
板
常用漢字
小3
部首:⽊
8画
“平板”で始まる語句
平板尨大