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堕在
ふりがな文庫
“堕在”の読み方と例文
読み方
割合
だざい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だざい
(逆引き)
或は多少の危険さへ
冒
(
をか
)
せば、談林風の
鬼窟裡
(
きくつり
)
に
堕在
(
だざい
)
してゐた芭蕉の天才を
開眼
(
かいげん
)
したものは、海彼岸の文学であるとも云はれるかも知れない。
芭蕉雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
今余が面前に
娉婷
(
ひょうてい
)
と現われたる姿には、一塵もこの
俗埃
(
ぞくあい
)
の眼に
遮
(
さえ
)
ぎるものを帯びておらぬ。常の人の
纏
(
まと
)
える
衣装
(
いしょう
)
を脱ぎ捨てたる
様
(
さま
)
と云えばすでに
人界
(
にんがい
)
に
堕在
(
だざい
)
する。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この便法を
証得
(
しょうとく
)
し得ざる時、英霊の
俊児
(
しゅんじ
)
、またついに
鬼窟裏
(
きくつり
)
に
堕在
(
だざい
)
して彼のいわゆる芸妓紳士通人と得失を
較
(
こう
)
するの
愚
(
ぐ
)
を演じて
憚
(
はば
)
からず。国家のため悲しむべき事である。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
堕在(だざい)の例文をもっと
(3作品)
見る
“堕在”の意味
《名詞》
堕 在(だざい)
堕し、そこにとどまること。
(出典:Wiktionary)
堕
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
在
常用漢字
小5
部首:⼟
6画
“堕”で始まる語句
堕
堕落
堕胎
堕地獄
堕胎薬
堕涙
堕獄
堕落僧
堕村
堕気
“堕在”のふりがなが多い著者
夏目漱石
芥川竜之介