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同国
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どうこく
今に
最う
一人此処へ
来て
寝るさうぢやが、お
前様と
同国ぢやの、
若狭の
者で
塗物の
旅商人。いや
此の
男なぞは
若いが
感心に
実体な
好い
男。
かの橋柱は
後に
御領主の
御蔵となりしとぞ。
椎谷は
余が
同国なれども幾里を
隔たれば其
真物を
不見、今に
遺憾とす。
姑伝写の
図を以てこゝに
載つ。
諱は
勝道。日光山の開祖でござって、姓は
若田氏、
同国芳賀郡のお生れですナ。
かの橋柱は
後に
御領主の
御蔵となりしとぞ。
椎谷は
余が
同国なれども幾里を
隔たれば其
真物を
不見、今に
遺憾とす。
姑伝写の
図を以てこゝに
載つ。