あがな)” の例文
天晴あつぱ一芸いちげいのあるかひに、わざもつつまあがなへ! 魔神まじんなぐさたのしますものゝ、美女びじよへてしかるべきなら立処たちどころかへさする。——
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あがなふには首代くびだいと云ふ事あり先達せんだつて其方伯母より借たる雜物ざふもつは富松町質屋六兵衞方にて五十兩借請かりうけ其金を以て小間物荷を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
というような次第わけだった。好評は無形の資産だ。長の年月には入院費ぐらいあがなって余りある。
秀才養子鑑 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
そしてこれからは、それをあがなうだけの善根をしなければならないと嘆いた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いま漁人ぎよじんとなつて餘命よめいおくるといへども、何日いつかつみあがなうてふたゝ
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
二十三年目の三月三日、死を以てあがな
死の予告 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)