“余州”の読み方と例文
読み方割合
よしう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坐頭ざとういて、はしむかし聖徳太子しやうとくたいし日本につぽん六十余州よしうへ百八十のはし御掛おかけなされしうちにてさふらふよしつたへうけたまはりさふらふまことにてさふらふや、とふ。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
六十余州よしう往来わうらいする魔物まもの風流ふうりうおもふべく、はたこれあるがために、闇川橋やみがはばしのあたり、やまそびえ、はなふかく、みちゆうに、みづはや風情ふぜいるがごとく、能楽のうがくける、まへシテと段取だんどりにもる。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)