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住馴
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すみな
ふりがな文庫
“
住馴
(
すみな
)” の例文
『
日出雄
(
ひでを
)
や、あの
向
(
むか
)
ふに
見
(
み
)
える
高
(
たか
)
い
山
(
やま
)
を
覺
(
おぼ
)
えておいでかえ。』と
住馴
(
すみな
)
れし子ープルス
市街
(
まち
)
の
東南
(
とうなん
)
に
聳
(
そび
)
ゆる
山
(
やま
)
を
指
(
ゆびざ
)
すと、
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
は
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
それとは無しに探りを入れたが、相手は更に
張合
(
はりあい
)
のない調子で、「別に何とも思いません、
斯
(
こ
)
うして
数年
(
すねん
)
住馴
(
すみな
)
れて居りますと、別に寂しい事も怖い事もありません」
画工と幽霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
いつか向島にも五、六年
住馴
(
すみな
)
れて、今さら変った土地、それも宿場跡などへ行くのは誰も彼も気が進まず、たとえ
辺鄙
(
へんぴ
)
でも不自由でも、向島に
名残
(
なごり
)
が惜しまれるのでした。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
しかし
住馴
(
すみな
)
れた親子三人の燈台守は、何の恐れる景色もなく、安らかに住んでいた。
おさなき灯台守
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
泉原
(
いずみはら
)
は砂
塵
(
ほこり
)
に
塗
(
まみ
)
れた重い靴を引きずりながら、長いC橋を渡って
住馴
(
すみな
)
れた下宿へ歩を運んでいた。テームス川の堤防に沿って一区
劃
(
かく
)
をなしている忘れられたようなデンビ町に彼の下宿がある。
緑衣の女
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
▼ もっと見る
半月
(
はんつき
)
、
一月
(
ひとつき
)
、
三月
(
みつき
)
、ものの
半年
(
はんとし
)
も
住馴
(
すみな
)
れたのは
殆
(
ほとん
)
どあるまい……
處
(
ところ
)
で
氣
(
き
)
を
着
(
つ
)
けるでもなく、
唯吉
(
たゞきち
)
が
二階
(
にかい
)
から
見知越
(
みしりごし
)
な、
時々
(
とき/″\
)
の
其
(
そ
)
の
家
(
いへ
)
の
主
(
あるじ
)
も、
誰
(
たれ
)
が
何時
(
いつ
)
のだか
目紛
(
めまぎ
)
らしいほど、ごつちやに
成
(
な
)
つて
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
住
常用漢字
小3
部首:⼈
7画
馴
漢検準1級
部首:⾺
13画
“住馴”で始まる語句
住馴染