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仲町
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なかまち
ふりがな文庫
“
仲町
(
なかまち
)” の例文
昨夜の五ツ過ぎに、大塚
仲町
(
なかまち
)
辺の町家の者が二人連れで、その御門前を通りかかりますと、例の白い蝶に出逢いましたそうで……
半七捕物帳:69 白蝶怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
空駕籠をかついで
仲町
(
なかまち
)
から
飯倉片町
(
いいぐらかたまち
)
のほうへやって来ると、おかめ
団子
(
だんご
)
のすじかいに、
紺暖簾
(
こんのれん
)
に『どぜう汁』と白抜にした、名代の泥鰌屋。
顎十郎捕物帳:17 初春狸合戦
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
以前からそうでしたかしら?……
仲町
(
なかまち
)
の
古着屋街
(
ふるぎやまち
)
のどッかに一つ位あったような気がするけれど……
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
結構人
(
けつこうじん
)
の
旦那
(
だんな
)
どの、
何
(
ど
)
うぞしたかとお
問
(
と
)
ひのかゝるに、いえ、
格別
(
かくべつ
)
の
事
(
こと
)
でも
御座
(
ござ
)
りますまいけれど、
仲町
(
なかまち
)
の
姉
(
あね
)
が
何
(
なに
)
やら
心配
(
しんぱい
)
の
事
(
こと
)
が
有
(
あ
)
るほどに、
此方
(
こち
)
から
行
(
ゆ
)
けば
宜
(
よ
)
いのなれど
うらむらさき
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
あのやうな
良人
(
をつと
)
を
持
(
も
)
つ
身
(
み
)
の
何
(
なに
)
が
不足
(
ふそく
)
で
劔
(
つるぎ
)
の
刃渡
(
はわた
)
りするやうな
危險
(
あぶな
)
い
計較
(
たくみ
)
をするのやら、
可愛
(
かあい
)
さうにあの
人
(
ひと
)
の
好
(
よ
)
い
仲町
(
なかまち
)
の
姉
(
ねえ
)
さんまでを
引合
(
ひきあ
)
ひにして
三方
(
さんばう
)
四方
(
しはう
)
嘘
(
うそ
)
で
固
(
かた
)
めて、
此足
(
このあし
)
はまあ
何處
(
どこ
)
へ
向
(
む
)
く
うらむらさき
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
仲
常用漢字
小4
部首:⼈
6画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“仲”で始まる語句
仲間
仲
仲人
仲違
仲居
仲好
仲店
仲々
仲善
仲働