“なかまち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中町60.0%
仲町40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俵町たわらまちの往来の土が裂けた話——とそれからそれへ話がはずみましたが、やがて一人の教員が申しますには、中町なかまちとかの備後屋びんごやと云う酒屋の女房は、一旦はりの下敷になって
疑惑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
杉戸屋すぎとやとみ右衞門儀六月廿六日あさ卯刻むつどき幸手宿我が家出立致し下總葛飾郡藤田村名主儀左衞門方へとまり廿七日朝卯刻すぎ出立致し下野しもつけ都賀郡つがごほり栃木とちぎ中町なかまち油屋徳右衞門方へとまり廿八日同所に逗留とうりう廿九日ひる巳刻よつどき過栃木中町を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以前からそうでしたかしら?……仲町なかまち古着屋街ふるぎやまちのどッかに一つ位あったような気がするけれど……
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
結構人けつこうじん旦那だんなどの、うぞしたかとおひのかゝるに、いえ、格別かくべつことでも御座ござりますまいけれど、仲町なかまちあねなにやら心配しんぱいことるほどに、此方こちからけばいのなれど
うらむらさき (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)