“なかちやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
仲町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したがつて、洲崎すさきだの、仲町なかちやうだの、諸入費しよにふひかる場所ばしよへは、ひて御案内ごあんないまをさないから、讀者どくしや安心あんしんをなすつてよい。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
“東仲町——初め峡田はけた領にして、中畑村なかはたむらと云ひ、後、市街となり、寛永廿年、始めて仲町なかちやうと称し、寛文五年、東西二丁に分る。共に浅草寺領に属せり。明治五年、上地となる。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
が、はずんでりて一淀ひとよどみして𢌞まはところから、すこいきほひにぶくなる。らずや、仲町なかちやう車夫わかいしゆが、小當こあたりにあたるのである。「まねえがね、旦那だんな。」はなはだしきはかぢめる。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)