“なかちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仲町86.7%
中町13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柳はくらく花は明るきなかに、仲町なかちょう土橋どばし、表やぐらあたりにはかなり大きな楼も軒をならべて、くだっては裏やぐら、すそつぎ、直助など——。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
供の者は、番頭の平七と、漁師の伊太郎と、芸妓げいしゃが三人、年増のおさの、少し若いお国、一番若いお舟、いずれも仲町なかちょうの良い顔、それに幇間たいこもち理八りはち、これが全部です。
喜いちゃんは当時中町なかちょうの叔父さんのうちにいたので、そう道程みちのりの近くない私の所からは、毎日会いに行く事が出来にくかった。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
今は加西郡の大和村と一緒になって八千代村となっているが、それから昔の中村なかむら、今の多可郡中町なかちょうへかけて、多可郡でもいちばん繁華な、広い開けた土地だろうと思う。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)