“中町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかまち75.0%
なかちょう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後漸く市肆を開き、寛永廿年、中町なかまちと称し、寛文元年、東西二町に分ち、明治二年、浅草寺裏門番屋敷を本町に合し、五年、町南の地を割く。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
○天保三年辰四月、我がすむ塩沢の中町なかまちに鍵屋某が家のほとりに喬木たかききあり。此からすをむすび、ひな梢々やゝかしらをいだすころ、巣のうちに白きかしらの鳥を見る。
喜いちゃんは当時中町なかちょうの叔父さんのうちにいたので、そう道程みちのりの近くない私の所からは、毎日会いに行く事が出来にくかった。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
今は加西郡の大和村と一緒になって八千代村となっているが、それから昔の中村なかむら、今の多可郡中町なかちょうへかけて、多可郡でもいちばん繁華な、広い開けた土地だろうと思う。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)