“梢々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やゝ66.7%
こずえこずえ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○天保三年辰四月、我がすむ塩沢の中町なかまちに鍵屋某が家のほとりに喬木たかききあり。此からすをむすび、ひな梢々やゝかしらをいだすころ、巣のうちに白きかしらの鳥を見る。
○天保三年辰四月、我がすむ塩沢の中町なかまちに鍵屋某が家のほとりに喬木たかききあり。此からすをむすび、ひな梢々やゝかしらをいだすころ、巣のうちに白きかしらの鳥を見る。
なかば黄いろくなかば緑な林の中に歩いていると、澄みわたった大空が梢々こずえこずえの隙間からのぞかれて日の光は風に動く葉末はずえ葉末にくだけ、その美しさいいつくされず。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)