梢々やゝ)” の例文
○天保三年辰四月、我がすむ塩沢の中町なかまちに鍵屋某が家のほとりに喬木たかききあり。此からすをむすび、ひな梢々やゝかしらをいだすころ、巣のうちに白きかしらの鳥を見る。
○天保三年辰四月、我がすむ塩沢の中町なかまちに鍵屋某が家のほとりに喬木たかききあり。此からすをむすび、ひな梢々やゝかしらをいだすころ、巣のうちに白きかしらの鳥を見る。
かくてみち梢々やゝ半にいたるころ、日ざしは七ツにちかし、竹助しばしとてみちのかたはらの石にこしかけ焼飯やきめしをくひゐたるに、谷間たにあひ根笹ねさゝをおしわけてきたる者あり
かくてみち梢々やゝ半にいたるころ、日ざしは七ツにちかし、竹助しばしとてみちのかたはらの石にこしかけ焼飯やきめしをくひゐたるに、谷間たにあひ根笹ねさゝをおしわけてきたる者あり