“梢明”の読み方と例文
読み方割合
こずゑあか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土堤どての枯草、こごりつき白くきびしく、両側もろがは立枯並木たちがれなみき、いよいよに白くさびしく、雪空の薄墨色にこまごまと梢明こずゑあかり、下空したぞら小枝さえのほそ枝立ちつづき、見れども飽かず、入り交り網目して透く。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
枯すすき、土堤どての枯草、凍りつき白くきびしく、両側もろがは立枯並木たちがれなみきいよいよに白くさびしく、雪空の薄墨色にこまごまと梢明こずゑあかり、下空したぞら小枝さえのほそ枝立ちつづき見れども飽かず、入り交り網目して透く。
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)