“谷中三崎町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やなかさんさきちょう50.0%
やなかみさきちょう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は彼女自身の言葉によれば谷中三崎町やなかさんさきちょうにいるはずだった。が、Mの主人の言葉によれば本郷東片町ほんごうひがしかたまちにいるはずだった。わたしは電燈のともりかかった頃に本郷東片町の彼女の宿へ辿たどり着いた。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
根津を抜けて帰るつもりであったが頻繁に襲って来る余震で煉瓦壁のくずれかかったのがあらたに倒れたりするのを見て低湿地の街路は危険だと思ったから谷中三崎町やなかみさきちょうから団子坂へ向かった。
震災日記より (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)