“仕義(しぎ)” の例文
涙(なみだ)をかくして見出(みいだ)せば此子(このこ)、おゝ宜(よ)く來(き)たとも言(い)はれぬ仕義(しぎ)を何(なん)とせん、姉(あね)さま這入(はい)つても叱(し)かられはしませぬか、約束(やくそく)の物(もの)は貰(もら)つて行(ゆ)かれますか
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
段々(だん/\)に喰(た)べへらして天秤(てんびん)まで賣(う)る仕義(しぎ)になれば、表店(おもてだな)の活計(くらし)たちがたく、月(つき)五十錢(せん)の裏屋(うらや)に人目(ひとめ)の恥(はぢ)を厭(いと)ふべき身(み)ならず、又(また)時節(じせつ)が有(あ)らばとて引越(ひきこ)しも無慘(むざん)や車(くるま)に乘(の)するは病人(びやうほん)ばかり
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)