“云(や)” の例文
「さうだこと云(や)あねえで、そら來(き)たつとかう手(てえ)つんだすもんだ、倦怠(まだるつこ)くつて仕(し)やうねえ此等(こツら)がな」先刻(さつき)の爺(ぢい)さんは又(また)一杯(ぱい)をぐつと干(ほ)して呶鳴(どな)つた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そんだが俺(お)れ旦那(だんな)に云(や)あれてから、家族(うち)の奴等(やつら)ことも怒(おこ)んねえはあ、俺(お)れうめえ處(とこ)見(み)られつちやつたな、いや云(や)あれちや勿體(もつてえ)ながす、本當(ほんたう)に勿體(もつてえ)ねえだよ
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
お内儀(かみ)さんの厄介(やつけえ)に成(な)りあんしたつけが、あれも今(いま)ぢや大層(たえそう)えゝ鹽梅(あんべい)でがしてない、四人目(よつたりめ)漸(やつ)とそんでも男(をとこ)でがすよ、お内儀(かみ)さんに云(や)あれた時(とき)にやわし等(ら)もはあ澁(しび)れえて居(ゐ)たんでがしたが
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)