“下(くだり)” の例文
他国にてもする事なり。或人(あるひと)の話(はなし)に、此事百余年前までは江戸にもありしが、火災(くわさい)をはゞかるために禁(きん)下(くだり)てやみたりとぞ。
先(ま)づ二臺(だい)の三等車(とうしや)、次(つぎ)に二等車(とうしや)が一臺(だい)、此(この)三臺(だい)が一列(れつ)になつてゴロ/\と停車場(ていしやぢやう)を出(で)て、暫時(しばら)くは小田原(をだはら)の場末(ばすゑ)の家立(いへなみ)の間(あひだ)を上(のぼり)には人(ひと)が押(お)し下(くだり)には車(くるま)が走(はし)り、走(はし)る時(とき)は喇叭(らつぱ)を吹(ふ)いて進(すゝ)んだ。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
他国にてもする事なり。或人(あるひと)の話(はなし)に、此事百余年前までは江戸にもありしが、火災(くわさい)をはゞかるために禁(きん)下(くだり)てやみたりとぞ。