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一臺
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いちだい
斯んな
話をしてゐるうちに
宗助は
又寐入つて
仕舞つた。
御米は
依然として、のつそつ
床の
中で
動いてゐた。すると
表をがら/\と
烈しい
音を
立てゝ
車が
一臺通つた。
會毎に
三人は
相談して
必ず
月に
一度の
贈品を
大島小學校に
送る、それが
必ずしも
立派な
物ばかりではない、
筆墨の
類、
書籍圖畫の
類などで、オルガン
一臺を
寄送したのが
一番金目の
物であつた。
かゝる
寒村なるにがそりん・ぽんぷ
一臺備へつけてあるのだといふ。