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一条
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いちじょう
ふりがな文庫
“
一条
(
いちじょう
)” の例文
旧字:
一條
一条
(
いちじょう
)
の径の細く
直
(
すぐ
)
なるを行き尽さざる
此方
(
こなた
)
から、石に眼を添えて
遥
(
はる
)
かなる向うを
極
(
きわ
)
むる行き当りに、
仰
(
あお
)
げば
伽藍
(
がらん
)
がある。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
老僕聞て大に
驚
(
おどろ
)
き、
過
(
すぐ
)
る三月三日、
桜田
(
さくらだ
)
の
一条
(
いちじょう
)
を
語
(
かた
)
りければ、一船ここに至りて皆はじめて
愕然
(
がくぜん
)
たり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
この時に仙台の書生で、以前この塾に居て
夫
(
そ
)
れから
亜米利加
(
アメリカ
)
に留学して居た
一条
(
いちじょう
)
某と云うものがあって、ソレが亜米利加から
帰
(
かえっ
)
て来た。所がこの男が発狂して居ると云う。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
夫人が好奇心を起した様に見えたので、それから紋三は昨夜の
一条
(
いちじょう
)
をかい
摘
(
つま
)
んで話した。
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
眼前
(
まのあたり
)
真黄色な中に、
機織
(
はたおり
)
の姿の美しく宿った時、若い
婦人
(
おんな
)
の
衝
(
つ
)
と投げた
梭
(
おさ
)
の尖から、ひらりと燃えて、いま一人の
足下
(
あしもと
)
を
閃
(
ひらめ
)
いて、輪になって
一
(
ひと
)
ツ
刎
(
は
)
ねた、
朱
(
しゅ
)
に
金色
(
こんじき
)
を帯びた
一条
(
いちじょう
)
の線があって
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
路はここで
二条
(
ふたすじ
)
になって、
一条
(
いちじょう
)
はこれからすぐに坂になって
上
(
のぼ
)
りも急なり、草も両方から
生茂
(
おいしげ
)
ったのが、
路傍
(
みちばた
)
のその
角
(
かど
)
の処にある、それこそ
四抱
(
よかかえ
)
、そうさな、
五抱
(
いつかかえ
)
もあろうという一本の
檜
(
ひのき
)
の
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
条
常用漢字
小5
部首:⽊
7画
“一条”で始まる語句
一条路
一条道
一条兼良
一条一
一条下
一条廓
一条町
一条縄
一条忠衛
一条大蔵卿朝成