“軍鶏”のいろいろな読み方と例文
旧字:軍鷄
読み方割合
しゃも78.2%
しやも16.4%
とうまる1.8%
これ1.8%
タウチー1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある日見知らぬかみさんが来て、此方こちらの犬に食われましたと云って、汚ない風呂敷から血だらけの軍鶏しゃもの頭と足を二本出して見せた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
物好きな傍聴人が、軍鶏しやも蹴合けあひを見るやうな気持で会場へぎつしりつまると、高木氏は例の尾崎氏の吹込蓄音機と一緒に演壇へぬつと出て来る。
見る目にもあやういまで、ともすればかどの柳の淡き影さす店頭みせさきたたずんで、とさかに頬摺ほおずりする事のあった、およそ小さな鹿ほどはあった一羽の軍鶏とうまる
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
軍鶏これを寄越せって謂うんですか。」
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
軍鶏タウチーたちが血に飢えているのだ
鮪に鰯 (新字新仮名) / 山之口貘(著)