“カーブ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
曲線59.1%
彎曲9.1%
4.5%
曲り4.5%
曲り角4.5%
曲球4.5%
曲線線路4.5%
湾曲4.5%
魔球4.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次から次に福太郎の眼の前の曲線カーブの継ぎ目の上に乗りかかって来ると、第一の炭車トロッコが、波打った軌条に押上げられて
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
この女の最初の印象が、童女のやうに清らかなのは、その碧ずんで見える眼と、唇の素晴らしい曲線カーブのせゐだつたでせう。
銭形平次捕物控:315 毒矢 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
岡埜精神病院長はそう云って、溜息を吐くようにしながら、両手の中に頭を抱えた。自動車は街角を彎曲カーブして、一揺れ、大きく揺れた。岡埜博士はぐらりと前の方へよろめいた。
途端に列車が、はげしい彎曲カーブを切ったのであろう、立ってもいられぬくらい動揺する。危ない! と身をかがめた瞬間、夫人の投げた短剣ドルクが空を切って眼前にひらめいた。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
先の自動車は、相当の速力で菊屋橋を過ぎ車坂くるまざかに現れ更に前進して上野広小路うえのひろこうじの角を右にカーブして、本郷ほんごう方面に疾走して行きました。
陳情書 (新字新仮名) / 西尾正(著)
そのひっそりとした夜の静けさを破って、溜池ためいけか虎の門方面にまた戦勝の号外屋でも走っているのであろうか、曲りカーブきしっている電車の響きの間々から遠く躍るような鈴の音が聞えていた。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
とシャアは魁偉かいいな容貌を落涙せんばかりに歪めて、とある曲り角カーブへ来た時に後方から続いて来るカ氏やジャヴェリらの乗っている車を指し示した。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
「お前のピッチングもあれじゃだめだ。誰か代わりはなかったんか。四球フォアボールを十六も出すなんて。曲球カーブがちっともはいらんじゃないか、五寸もプレートからはなれてるんだから、どんなにアンパイアが同情したって、あれじゃ、ストライクにゃできんからのう……」
鉄の規律 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
ま、それはさておき、とにかくそんな調子でドシドシ洗い上げた片山助役は、やがて殆ど満足な結論にでも達したのか次の土曜日の夜には、正確に言うと日曜日——三月十八日の午前四時三十分には、もう涼しい顔をして、あの曲線線路カーブの松林で
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
せかせかと呼吸をきって三階まで下りてくると、階段の湾曲カーブのところで下から馳上ってくる絹擦れの音をきいて驚いて足を停めた。
日蔭の街 (新字新仮名) / 松本泰(著)
てつやううでから九種こゝのつ魔球カーブひね工合ぐあひすさまじいもので
九種の魔球カーブ——無邪氣な紛着——胴上げ——西と東に別れた——獅子の友呼び——手頃の鎗を捻つて——私は殘念です——駄目だんべい