“もくてきち”の漢字の書き方と例文
語句割合
目的地100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは根方地ねがたぢで、街道かいだうから南面なんめんし、右手みぎて小徑こみちがある、それをまがつてから、また右手みぎてはた目的地もくてきちだ。
爆裂彈ばくれつだん! なんために? と讀者どくしや諸君しよくんいぶかるであらうが、これにはおほい考慮かんがへのあることである、いまその目的地もくてきちたつし、いざ建塔けんたふといふ塲合ばあひに、獅子しゝ猛狒ゴリラが、一頭いつとうでも、二頭にとうでも
工事こうじ箇所かしよへは廿もあつた。勘次かんじけばすぐぜにになるとおもつたのでやうやく一ゑんばかりの財布さいふふところにした。辨當べんたうをうんと背負しよつたので目的地もくてきちへつくまでは渡錢わたしせんほかには一せんらなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)