“めあて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目的63.6%
目当16.5%
目標11.6%
目當3.3%
標準1.7%
目宛0.8%
目的地0.8%
目途0.8%
眼当0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども別段に目的めあてもない歩き方だから、顔の先一間四方がぼうとして何だか焼きそくなった写真のように曇っている。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ある時の彼は表へ出た帰掛かえりがけに途中で買ったサンドウィッチを食いながら、広い公園の中を目的めあてもなく歩いた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その頃、蔵前に煙突の太く高いのが一本立っていて、私は何処どこを歩いていても、大体その煙突を目当めあてにして帰って来た。
三筋町界隈 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
されどこの句は檀林だんりんの開祖宗因の作にして、一句の目当めあては趣にあらず、かへつて言葉の上の口あひにあること檀林の特色なり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
十四五けんひだりの方へ濠際ほりぎは目標めあてたら、漸く停留所ていりうじよの柱が見付みつかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
この安らけき樂しき國、ふるき民新しき民の群居むれゐる國は、目をも愛をも全く一の目標めあてにむけたり 二五—二七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
どこか外に身を置くところはないものかと、さし當り目當めあてのつかない事ばかり考へつゞけてゐるのである。
或夜 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
目當めあて旅宿りよしゆくは、とくから、心積こゝろづもりの、明山閣めいざんかくふのだとこたへると、うかね、これ
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
三十ねんもうすと現世げんせではなかなかなが歳月つきひでございますが、こちらではときはか標準めあてせいか、一こうそれほどにもかんじないのでございまして……。
富豪かねもちや会社の重役やが、数多い店員や社員の志望者をり分けるには、ちやうど女学校出の若夫人の八百屋の店先で、卵や甘藍キヤベツを見立てるのと同じに、人によつてそれ/″\ちがつた標準めあてがあるらしい。
それを目宛めあてに注意したらあるいは成功しないとも限るまい。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
二十八人のうちから死者大屋右近、乾万兵衛、小松数馬、里村狂蔵の四名を出し、残りの二十四名のなかにも重軽の金創きんそう火創を受けて歩行困難を訴えるもの三人……目的地めあてとする江戸との間にまだ四十里の山河をへだてているにすでにこの減勢とは
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
清左衞門は唯おど/\して何処を探そうと云う目途めあてもなく心配致して居ります。翌朝よくちょうに成って、
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「きょうの日が待ち遠かったぞ。きょうを眼当めあてに生きて来たのだ。」
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)