“めんせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
面積66.7%
面責33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はたけにはときむぎあをえてたが、それでも持主もちぬしはたけるだけ面積めんせき理由わけなのと、つち分量ぶんりやう格別かくべつことでないのとでることをいなまなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
このしまは、とほくからのぞむと、あだか犢牛こうしよこたはつてやうかたちで、その面積めんせき餘程よほどひろやうだ。
これよりさき優善が隠居の沙汰さたこうむった時、これがために最も憂えたものは五百で、最もいきどおったものは比良野貞固さだかたである。貞固は優善を面責めんせきして、いかにしてこのはずかしめすすぐかと問うた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
父たる人が、面責めんせきしてさえ、当の本人が、犯罪を自白しているという以上は、もう、奉行所の吟味を疑う方が間違っている。事件は、これ以上、明白たることを必要とはしないのである。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)