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めくち
ふりがな文庫
“めくち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
目口
50.0%
眼口
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目口
(逆引き)
あんだっていやにあてこすりばかり言って、つまらん事にも
目口
(
めくち
)
を立てて
小言
(
こごと
)
を言うんです。近頃はあいつまでが時々いやなそぶりをするんです。わたしもう
癪
(
しゃく
)
に
障
(
さわ
)
っちゃったから
春の潮
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
表二階
(
おもてにかい
)
の、狭い三
畳
(
じょう
)
ばかりの座敷に通されたが、案内したものの顔も、
漸
(
や
)
つと
仄
(
ほのめ
)
くばかり、
目口
(
めくち
)
も見えず、
最
(
も
)
う暗い。
貴婦人
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
めくち(目口)の例文をもっと
(11作品)
見る
眼口
(逆引き)
夫
(
をつと
)
は
簑笠
(
みのかさ
)
を吹とられ、
妻
(
つま
)
は
帽子
(
ばうし
)
を
吹
(
ふき
)
ちぎられ、
髪
(
かみ
)
も吹みだされ、
咄嗟
(
あはや
)
といふ
間
(
ま
)
に
眼口
(
めくち
)
襟袖
(
えりそで
)
はさら也、
裾
(
すそ
)
へも雪を吹いれ、
全身
(
ぜんしん
)
凍
(
こゞえ
)
呼吸
(
こきう
)
迫
(
せま
)
り
半身
(
はんしん
)
は
已
(
すで
)
に雪に
埋
(
う
)
められしが
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
おゝ
夫
(
それ
)
よりは
彼
(
か
)
の
人
(
ひと
)
の
事
(
こと
)
彼
(
あ
)
の
人
(
ひと
)
の
事
(
こと
)
、
藤本
(
ふぢもと
)
のならば
宜
(
よ
)
き
智惠
(
ちゑ
)
も
貸
(
か
)
してくれんと、十八
日
(
にち
)
の
暮
(
くれ
)
れちかく、
物
(
もの
)
いへば
眼口
(
めくち
)
にうるさき
蚊
(
か
)
を
拂
(
はら
)
ひて
竹村
(
たけむら
)
しげき
龍華寺
(
りうげじ
)
の
庭先
(
にはさき
)
から
信如
(
しんによ
)
が
部屋
(
へや
)
へのそりのそりと
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
めくち(眼口)の例文をもっと
(11作品)
見る