“むそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ムソウ
語句割合
夢想43.3%
無双33.3%
夢窓10.0%
無想3.3%
無相3.3%
無窓3.3%
無雙3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし最後へ来て、この些細ささいらしくみえるのが、事件解決の一つの鍵となろうとは二人もこの時は夢想むそうだもしなかった。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
パリの町の中に深くはいればはいるほど、見るものごとにわたしのおさな夢想むそうとだんだんへだたるようになった。
その港を、どこかといえば、しずたけを南にせおい、北陸無双むそう要害ようがいではあり商業の繁昌地はんじょうち
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「一益の甥、滝川長兵衛とあれば、またの名を、一鬼いっきともよび、豪勇無双むそうな男だ。すぐ御本陣へ送れ」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「旭窓は淡窓たんそうの孫でしょう。淡窓の子は何と云いましたかしら?」先生は即座に「夢窓むそうだろう」と答えた。
子供の病気:一游亭に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
しかし旭窓きょくそうだの夢窓むそうだのと云うのは全然架空かくうの人物らしかった。
子供の病気:一游亭に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
知識と無知、有想うそう無想むそう自力じりき他力たりき、私はこの両者の対比について多くの暗示を受ける。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
教えは「無心むしん」とか「無想むそう」とかの深さを説くが、美においてもまた同じである。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
ちょうど「空」といい「不」というも、それが一相いっそうではなく無相むそうを指すのと同じ意味である。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
——その障子は、専門家の方では無窓むそうと称するもので、普通、紙をはるべき中央の部分が、こまかい縦の二重の格子になっていて、それが開閉出来るのだ——ハテ変なこともあるものだ。
D坂の殺人事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
すこぶる豪勇無雙むそうさむらいであったが、主家の滅亡後、何を感じたのか仏門に入って、怪量かいりょうと名乗って諸国を遍歴した。
轆轤首 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)