無相むそう)” の例文
ちょうど「空」といい「不」というも、それが一相いっそうではなく無相むそうを指すのと同じ意味である。ものの理解にはかかる「不」の基礎がなければならぬ。それ以上に深い根柢こんていはないからである。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)