“まんにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
万人60.0%
萬人40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下界げかいは、戦争せんそうがあったり、地震じしんがあったり、海嘯つなみがあったり、また饑饉ききんがありまして、人間にんげんいく万人まんにんとなくんでいます。けれど、まだなかなかほろびるようなことはありません。
消えた美しい不思議なにじ (新字新仮名) / 小川未明(著)
あたしゃ千にん万人まんにんひとからいいられても、ぬまでうごきはいたしませぬ。——もし、きちちゃん。……
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「チッバルトはなしゃれた、そしてロミオは……追放つゐはう!」……「追放つゐはう」……その追放つゐはう」といふ一言ひとことがチッバルトを一萬人まんにんころしてのけた。
うめ花貝はながひでもひろはせてたまはれとのねがひ、不憫ふびん如何樣どのやう子細しさいあればとて、月花つきはなをかしきさかりのとしに、千人せんにん萬人まんにんすぐれし美色びしよくを、かヾみきからぬかのやううへ他人ひとごとにしてうれしとはかれぬを
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)