“まわし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真和志20.0%
廻套20.0%
廻女20.0%
20.0%
回套10.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで首里の方では島尻しまじり地方から来た連中を真和志まわし平等ひらに置き、中頭なくがみ地方から来た連中を南風はえの平等に置き、国頭くんじゃん地方から来た連中をにしの平等に置き
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
先生はくろ廻套まわした。懐手ふところでらしいがわからない。そらひくれてゐる。星の見えないさむさである。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
大門際おほもんぎわ喧嘩けんくわかひと出るもありけり、見よや女子おんな勢力いきほひと言はぬばかり、春秋はるあきしらぬ五丁町のにぎはひ、送りの提燈かんばんいま流行はやらねど、茶屋が廻女まわし雪駄せつたのおとに響き通へる歌舞音曲おんぎよく
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
まわしのみつを引張ひっぱって、(諫鼓かんこの荷づくりを見届けるまで、今夜ばかりは、自分の目は離されぬ。近常さんの途中の様子を。)(合点。)……で、いずれ、杯のやりとりのうちに、その職人の
先生は黒い回套まわしを着て出た。懐手ふところでらしいがわからない。空が低くたれている。星の見えない寒さである。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一 十七はちやうすひやけ御手おてにもぢをすやくまわしや御庭かゝやく
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)