廻套まわし)” の例文
四つ角まで出ると交番の所に人が大勢立っていた。御作さんは旦那の廻套まわし羽根はねつらまえて、伸び上がりながら、群集ぐんじゅの中をのぞき込んだ。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
先生はくろ廻套まわした。懐手ふところでらしいがわからない。そらひくれてゐる。星の見えないさむさである。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)