“廻套”の読み方と例文
読み方割合
まわし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四つ角まで出ると交番の所に人が大勢立っていた。御作さんは旦那の廻套まわし羽根はねつらまえて、伸び上がりながら、群集ぐんじゅの中をのぞき込んだ。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
先生はくろ廻套まわした。懐手ふところでらしいがわからない。そらひくれてゐる。星の見えないさむさである。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)