“ほくち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
火口60.9%
引火奴13.0%
北地13.0%
火絮4.3%
火繩4.3%
燧艾4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくの如く苦患(なやみ)を増さんとて永遠(とこしへ)の熱おちくだり、砂の燃ゆることあたかも火打鎌の下なる火口(ほくち)にひとしく 三七—三九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そこで月代をした上へ引火奴(ほくち)を黒々と糊で貼り付けて出ると、一通りの調べが濟んでから、代官が繼(つ)ぎ裃(がみしも)の衣紋(えもん)を正して
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
わが家(や)とは市(いち)ヶ谷(や)谷町(たにまち)の窪地(くぼち)を隔てしのみなれば日ごと二階なるわが書斎に来りてそこらに積載(つみの)せたる新古の小説雑書のたぐひ何くれとなく読みあさりぬ。彼女元(もと)北地(ほくち)の産。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
私(わし)ア此処(こゝ)に懐中附木(かいちゅうつけぎ)を持ってる、江戸見物に行った時に山下で買ったゞが、赤い長太郎玉(ちょうたろうだま)が彼(あれ)と一緒に買っただが、附木だって紙っ切(きれ)だよ、火絮(ほくち)があるから造作もねえ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それで、この先月(あとつき)の船で届いたモスケッタ銃だが、火繩(ほくち)をあちこちさせる種ヶ島流とちがい、燧石(ひうちいし)を使った引落しの式になっている。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
赤銅(しゃくどう)色の橅(ぶな)、金褐色の栗(くり)、珊瑚(さんご)色の房をつけた清涼茶、小さな火の舌を出してる炎のような桜、橙(だいだい)色や柚子(ゆず)色や栗色や焦げ燧艾(ほくち)色など、さまざまな色の葉をつけてる苔桃(こけもも)類の叢(くさむら)。