“火繩”のいろいろな読み方と例文
新字:火縄
読み方割合
ひなわ71.4%
ひなは14.3%
ほくち14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜のうちにとらの目のごとくひらめく火繩ひなわは、彼らの頭のまわりに円を描き、イギリスの砲列のすべての火繩桿ひなわかんは大砲に近づけられた。
よれよれてのぼる火繩ひなはの秋をうつろにする。
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)
それで、この先月あとつきの船で届いたモスケッタ銃だが、火繩ほくちをあちこちさせる種ヶ島流とちがい、燧石ひうちいしを使った引落しの式になっている。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)