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火繩
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ひなわ
ふりがな文庫
“
火繩
(
ひなわ
)” の例文
新字:
火縄
夜のうちに
虎
(
とら
)
の目のごとくひらめく
火繩
(
ひなわ
)
は、彼らの頭のまわりに円を描き、イギリスの砲列のすべての
火繩桿
(
ひなわかん
)
は大砲に近づけられた。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
やがて対岸の
暗
(
やみ
)
に、ポチと、ほたる火ほどな
火繩
(
ひなわ
)
が見え、その火繩は暗に何か、描くように、しきりと赤い線を振っています。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
新保宿にある武田の本営では入り口に
柵
(
さく
)
を結いめぐらし、
鎗
(
やり
)
大砲を備え、三百人の銃手がおのおの
火繩
(
ひなわ
)
を消し、一礼してこの甚七郎を迎え入れた。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
荒い
笹刈
(
ささが
)
りには
蚋
(
ぶよ
)
や
藪蚊
(
やぶか
)
を防ぐための
火繩
(
ひなわ
)
を要し、それも恵那山のすその谷間の方へ一里も二里もの山道を踏まねばならないほど骨の折れる土地柄であるが、多くのものはそれすらいとわなかった。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
火のついた
火繩
(
ひなわ
)
の煙が見えていた。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
繩
部首:⽷
19画
“火繩”で始まる語句
火繩銃
火繩桿
火繩仕掛