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引火奴
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ほくち
ふりがな文庫
“
引火奴
(
ほくち
)” の例文
ブラフマ神の頭脳からのただ一つの閃きが人間の頭脳の
引火奴
(
ほくち
)
に落ちて燃えつくに要する時だけしか経過しなかったことを悟った。
森の生活――ウォールデン――:02 森の生活――ウォールデン――
(新字新仮名)
/
ヘンリー・デイビッド・ソロー
(著)
そこで月代をした上へ
引火奴
(
ほくち
)
を黒々と糊で貼り付けて出ると、一通りの調べが濟んでから、代官が
繼
(
つ
)
ぎ
裃
(
がみしも
)
の
衣紋
(
えもん
)
を正して
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
羽目も天井も乾いて
燥
(
はしゃ
)
いで、
煤
(
すす
)
の
引火奴
(
ほくち
)
に
礫
(
つぶて
)
が飛ぶと、そのままチリチリと火の粉になって燃出しそうな物騒さ。
菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
可
(
い
)
いかね、ちょいと
岡引
(
おかっぴき
)
ッて、身軽な、小意気な処を勤めるんだ。このお
前
(
めえ
)
、しっきりなし火沙汰の中さ。お前、焼跡で
引火奴
(
ほくち
)
を捜すような、変な事をするから、一つ
素引
(
しょぴ
)
いてみたまでのもんさね。
菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
奴
常用漢字
中学
部首:⼥
5画
“引火奴”で始まる語句
引火奴箱