“ひぐち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
樋口47.1%
火口47.1%
桶口5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信一郎が、フラ/\と立ち上るのを見ると、皆は彼がおおいに論じ始めるのかと思っていた。が、今彼の心には、樋口ひぐち一葉も尾崎紅葉もなかった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
……たきつけを入れて、炭をいで、土瓶どびんを掛けて、茶盆を並べて、それから、扇子おおぎではたはたと焜炉の火口ひぐちあおぎはじめた。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ちはやふる神も見まさば立ちさわぎ天の門川とがは桶口ひぐちあけたまへ
二人の女歌人 (新字旧仮名) / 片山広子(著)