“北地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほくち75.0%
きた25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああなつかしきかな余の生れ出し北地ほくち僻郷へきごうの教会よ、あさゆうに信徒相会し、木曜日の夜半の祈祷会、土曜日の山上の集会、日曜終日の談話、祈祷、聖書研究
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
わがとはいち谷町たにまち窪地くぼちを隔てしのみなれば日ごと二階なるわが書斎に来りてそこらに積載つみのせたる新古の小説雑書のたぐひ何くれとなく読みあさりぬ。彼女もと北地ほくちの産。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「え、お葉だつて。あゝ、お葉ならよく知つてるよ。まあ北地きたでは二流と迄も行かないところだらうね。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)