“べう/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
渺々81.8%
眇々18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手間取てまどり大森おほもりの邊りに來りし頃ははやこくなれば御所刑場おしおきばあたりは往來わうらいの者も有まじとおも徐々そろ/\來懸きかゝりしに更と云殊に右の方は安房あは上總かづさ浦々うら/\まで渺々べう/\たる海原うなばらにして岸邊を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おそる/\搖籃ゆれかごから半身はんしんあらはして下界げかいると、いま何處いづこそら吹流ふきながされたものやら、西にしひがし方角ほうがくさへわからぬほどだが、矢張やはり渺々べう/\たる大海原おほうなばら天空てんくう飛揚ひやうしてるのであつた。
誰れか図らん此眇々べう/\たる一書天下に流伝して王政復古の預言者となり社会の改革を報ずる暁鐘とならんとは。
頼襄を論ず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
星氏は事業家としては堂々たる議長なり、而して民友社は彼を呼んで眇々べう/\たる一代言といへり。
賤事業弁 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)