“にふん”の漢字の書き方と例文
語句割合
二分100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一分いつぷん二分にふんあひだいてはきこえるあられのやうなおと次第しだいはげしくなつて、いけ落込おちこ小※こしぶき形勢けはひまじつて、一時いちじ呼吸いきもつかれず、ものもはれなかつた。
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
車が動き出して二分にふんも立つたらうと思ふ頃例の女はすうと立つて三四郎の横を通り越して車室しやしつそとへ出て行つた。此時女の帯の色が始めて三四郎の眼に這入はいつた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
いまから二分にふん三分さんぷんまへまではたしか閃々せん/\空中くうちうんでつた難破信號なんぱしんがう火光ひかり何時いつにかせて、其處そこには海面かいめんよりすうしやくたか白色球燈はくしよくきうとうかゞやき、ふね右舷うげん左舷さげんぼしきところ緑燈りよくとう