“にぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
96.0%
二分2.3%
五十銭0.6%
0.6%
鈍衣0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さりとて今更その決心をにぶらせるなどというのは、師直としては到底できないことであるので、彼は子供らをことごとく敵としても
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ヘエ! 使い果して二分にぶ残るか、ふっとこんな言葉が思い出されるなり。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
一室ひとまだとたちぎぎがしたいなぞと、気をんだ女中が居たそうで、茶代が五十銭にぶ
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何だかにぶい足音とも云う様な響きが聞こえた、或いは天井の上を、ソッと何者かが歩いたのでは有るまいか、若し爾すれば、益々彼の潜戸の中へ這入る必要が出て来る
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
なげきの鈍衣にぶぎすべし
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)