二分にぶ)” の例文
授業料と云う名をつくって、生徒一人から毎月きん二分にぶずつ取立て、その生徒には塾中の先進生が教えることにしました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ヘエ! 使い果して二分にぶ残るか、ふっとこんな言葉が思い出されるなり。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
えりもとからその白襟を一分いちぶ二分にぶのぞかせるやうに注意した。
思ひ出 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)
と云って二分にぶ出しますと
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)