“どうてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
洞庭50.0%
童貞38.9%
同邸5.6%
道程5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梁遂りょうすいという人が官命を帯びて西粤せいえつに使いするとき、洞庭どうていを過ぎた。天気晴朗の日で、舟を呼んで渡ると、たちまちに空も水も一面にくらくなった。
あの遠藤盛遠から、初めて、母の実体を聞かされた晩に、かれは、惜しみもなく、遊女宿あそびやどの女へ、二十歳はたち童貞どうていを、うっちゃるように、くれてしまった。
くして四ごろ發掘はつくつめ、同邸どうていし、公爵こうしやく汽車きしやにて歸京ききやうせられ、博士はかせ水谷氏みづたにしとは、とも權現臺ごんげんだい遺跡ゐせきまはり、それから、わが太古遺物陳列所たいこゐぶつちんれつじよ立寄たちよつて、飯田氏いひだし採集品さいしふひんを一けん
天下は暗澹あんたん——いずれ、光明のかんむりをいただく天下人てんかびとはあろうが、その道程どうてい刀林地獄とうりんじごく血汐ちしお修羅しゅらじゃ。この秀吉ひでよしのまえにも多難な嶮山けんざん累々るいるいとそびえている
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)