“とうほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
東方50.0%
当方10.0%
刀法10.0%
刀鋒10.0%
董奉10.0%
陶法10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは空氣くうき上層じようそうには通常つうじよう西風にしかぜがあるので、下層かそう風向かざむきの如何いかんかゝはらず、こまかな火山灰かざんばひ大抵たいてい大氣中たいきちゆう上層じようそうり、東方とうほうはこばれるにるからである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
遠駆とおがけの一ばん試合じあいで、勝敗しょうはいめることは当方とうほうで、のぞむところ、たしかに承知しょうちした。さらば、すぐそちらでもおしたくを」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なに、徳川家直参とくがわけじきさんのものに代試合をたのまれるとか、それは、願ってもないこと、当方とうほうに異存はない」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから、刀法とうほう……虚心流と観化流。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ここに雌雄しゆうを決しようとする両士、渾心こんしんの力を刀鋒とうほうにこめての気合いだから、いとも容易に動発しないとはいえ、流汗淋漓りんり、栄三郎の素袷すあわせの背には、もはや丸く汗のひろがりがにじみ出ている。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「さうだ確か董奉とうほうとか言つたつけ、董は艸冠くさかむりに車といふ字だつたやうに思ふ、そんな字があつたつけな……」
共に轆轤ろくろと型。ここに陶法とうほう一切の縮図が見られます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)