“できう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出來得60.0%
出来得40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きつはなして急催促きふさいそく言譯いひわけすべきほどもなくたちま表向おもてむきの訴訟沙汰そしようざたとはれりけるもと松澤まつざは數代すだい家柄いへがら信用しんようあつければ僅々きん/\せん二千にせんかね何方いづかたにても調達てうたつ出來得できうべしと世人せじんおもふは反對うらうへにて玉子たまご四角しかくまだ萬國博覽曾ばんこくはくらんくわいにも陳列ちんれつ沙汰さた
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大革命だいかくめいともなづけられるくらいだ、防腐法ぼうふほう発明はつめいによって、大家たいかのピロウゴフさえも、到底とうてい出来得できうべからざることをみとめていた手術しゅじゅつが、容易たやすられるようにはなった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
長吉ちやうきちには鉄棒からさかさにぶらさがつたり、人のたけより高いたなの上から飛下とびおりるやうな事は、いかに軍曹上ぐんさうあがりの教師からひられても全級ぜんきふの生徒から一せいに笑はれても到底たうてい出来得できうべきことではない。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)