“つなわた”の漢字の書き方と例文
語句割合
綱渡100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さあ、さあ、大評判おおひょうばん文福ぶんぶくちゃがまにえて、手足てあしえて、綱渡つなわたりのかるわざから、かれおどりのふしぎな芸当げいとう評判ひょうばんじゃ、評判ひょうばんじゃ。
文福茶がま (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
少年しょうねんは、綱渡つなわたりをしたり、さおのうえ逆立さかだちをしたり、いろいろの軽業かるわざをするようになるまでは、どれほど、つらいめをみたかしれません。
サーカスの少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
見物席けんぶつせきの三分の一がふさがっただけでしたけれど、馬の曲乗り、自転車の曲乗り、竹わたり、綱渡つなわたり、空中飛行ひこうぞう曲芸きょくげい猛獣使もうじゅうつかいの芸当げいとう、少女たちのダンスと、演芸えんげいはそれからそれへ
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
まずまちさかに一けん見世物小屋みせものごやをこしらえて、文福ぶんぶくちゃがまの綱渡つなわたりとかれおどりのをかいた大看板おおかんばんげ、太夫元たゆうもと木戸番きどばん口上こうじょういを自分じぶん一人ひとりねました。
文福茶がま (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そしておもからだ器用きよう調子ちょうしをとりながら、綱渡つなわたりの一きょく首尾しゅびよくやってのけましたから、見物けんぶつはいよいよ感心かんしんして、小屋こやもわれるほどのかっさいをあびせかけました。
文福茶がま (新字新仮名) / 楠山正雄(著)